youkai5の日記

実家の父が倒れて困ったこと、主にはなかなか人に聞きづらいお金の話。

無くなった印鑑その後3

印鑑についての話の後、弟からはこの先の母親の生活についての話もあった。
母親とはもう何度も話をしているそうだが、弟のどちらかと同居もしくは近くの施設を探して住むという提案である。
弟いわく、この2つのどちらかしかないのだから、今すぐではないが母親にどちらか選んでくれと前から言っているのだが、いっこうに話が進まないとのこと。
(私は一応、今の家を修理しながらヘルパーさん的な誰か人を入れるという生活もあるが、母親は要介護認定が取れてもかなり軽いはずなのでその場合ヘルパーさんだけでも月10万は下らないだろうしなにより実家は喫緊に水回り周辺に手を入れないとまずいくらいの状態だ。まあこの案は弟も考えただろうがどう考えても一番現実味がないのでその場で却下した)

弟にはとりあえず、どちらの土地に行くにしても、行くと決まってから施設探して入れるところがないでは困るので、想定範囲の地区で現在ある施設のいくつかのパンフレットでも母に渡せと言っておいた。
多分母親はそういった施設にかかる費用が想定できてないだろうということ、また同居はいきなり踏み切るには母も弟の家族も難しいだろうということが理由だ。

あともうひとつ、これは弟が分かっているのかどうかわからないが、母親は自分で何かを決断できないのだ。父親が倒れてからよく分かったが、うちの母親は何かを決めるのが苦手でしかし誰かが決断したその結果には人一倍文句を言うという厄介な性質がある。
今回のこともこのまま先送りすればどこかで何かが決めてくれて自分は関係ないと心のどこかで母親はそう思っているふしがある。父親は今の施設で安定しているため移すことは考えられない。そんな父親から離れると自分から言い出すのは嫌で、誰かに決めてもらい自分はイヤイヤそれに従うという姿を見せないと気が済まないのだろう。
どうして60代の元気なうちにうちの親は自分たちの老後のことを考えてくれなかったのか。両親どちらも人任せというか運任せというか、こちらは早くから銀行が散らばっている問題や使っていない僻地の土地問題など早めに片付けておいてくれと何度も言っていたのだが親は結局何もしていなかった。本当に嫌になる。