youkai5の日記

実家の父が倒れて困ったこと、主にはなかなか人に聞きづらいお金の話。

生命保険を買う

何故生命保険を買うことにしたのか。

まず、母が生前贈与を嫌がるからである。

現状、我が家では父親の預金があまり動かせない状況だが、母親が先に亡くなった、もしくは痴呆がひどくなり自らの意思で預金が動かせなくなると仮定したとき、その時点で私たち子供は父の預金も母の預金も動かせなくなってしまう。その状態で今後何年続くか分からない当座の介護費用はどこから出るのか。私たち兄弟で合わせればそれなりには用意できるだろうが、現時点で想定できる出来事について親が兄弟に事前にお金を渡しておけばよいのではないか。ついでにそれを孫への贈与という形にしてお金を渡しておけば相続税対策にもなる、という私の提案なのだが母はお金を渡すのが嫌だという。嫌だというくせに自分では未来の不安に対しなにもしようとしない。一人の大人として責任感がなさすぎてはっきり言って腹が立つ。

2つ目の理由は、1つ前の記事に書いた通帳をまとめて1行にする件である。細かい母名義の預金をまとめるとそれなりにまとまった額になるのだが、母親に痴呆の兆候がある以上、本人の解約手続が必要な定期には入れたくない。

地銀に信託銀行みたいな制度があればいいのに、と思い窓口で聞いてみたら、「それなら生命保険はいかがですか」と言われたのだ。

聞いてみると、生命保険金は相続税非課税枠というのがあり、この保険に入った分は相続時の預貯金の計算外にされ、なおかつ相続時に預貯金より早く手元にお金が来る可能性が高いという。(請求書類が保険会社に揃ってから5営業日で支払いとのこと)契約も職業のみの告知でよいため母親でも問題なく入れること、母親がやっぱお金いるわ、と途中でお金が必要になって保険を解約しても解約金がかかるのは6年ほどでそれ以降はないこと。保険になるため、万が一通帳と印鑑を盗まれたとしても保険が盗まれることはないこと。オレオレ詐欺なども同様。

興味が湧いたので資料請求したら、住友生命のふるはーとJロードプラスという5年ごと利差配当付終身保険という商品だった。

こちらは円建てと外貨建てがあるようだが、外貨建ては要介護状態で支払いしてもらえるかわりに外貨というリスクがある。年寄りなので円建て一択である。

500万円一括支払で見積もりしてもらったところ、6年目までの途中解約時は496万円〜499万円の返戻金となっており、最大4万の損を覚悟していれば利子のあまりない定期預金ともいえなくもない。

弟に相談したところ、リスクの少ない商品なので母に全部任せるよりはいいのではないかという話になったので、もう一度話を聞いてから契約しようと思っている。