youkai5の日記

実家の父が倒れて困ったこと、主にはなかなか人に聞きづらいお金の話。

母親の痴呆

先日の夕方、実家の隣人からおたくの母親が通帳一式無くしたと言っているからという電話がかかってきたので、慌てて実家に駆けつけた。

話を聞くと昨日の夜はあった、けど今日の昼くらいに家を空けたときに窓のひとつを開けっ放しにしてでかけてその後なくなったとのこと。しかし本人がかなりテンパるというかあやふやな説明やその説明の時系列がはっきりせずこの内容を聞き出すのにもかなり時間がかかった。

父と母の名義の通帳全部ということで10冊くらい、小さいものではないがたしかに母のいう場所にはない。

隣人が警察に連絡し警察が駆けつけてくれた。しかし刑事課の警官の方いわく、「こんな綺麗な空き巣現場はありませんよ」とのこと。確かに。前日雨だったが庭には足跡ひとつない。

その後1時間ほど警官の方も手伝ってくださり家の中を探したがみつからなかった。

探しながら警官の方が母に事情を聞いてくれたのだが、その途中で最初はあると言っていた印鑑がないと言い出したり、金庫の中を一応確認してくれと言われても金庫のキーの場所が思い出せず開けられなかったり。

 

数日後、全く使っていない押入れから出てきたと母から連絡があった。

警察や銀行に無くした当日届け出をしていたので現在その通帳再開の手続中なのだが銀行の窓口に行って手続が必要なので非常に面倒&時間がかかる。銀行をひとつかふたつにしておいてくれればこんなに大変じゃないのにと溜め息しか出ない。

 

この騒ぎを受けて私は弟二人に電話をした。

母の痴呆が始まっているかもしれないこと、その母に通帳や印鑑の管理を任せるのはもう無理があるのでなんとかしたいということ。

弟二人はそもそも母の痴呆をまず信じなかった。こういうとき離れている人間は楽観的なことを言うものなのだなと実感した。呼び出され手続をし走り回っているのは私一人なのだから分からないのだろう。

上の弟が来月時間を作って実家に戻ってくるというのでその時なにかまともな具体策を出したいと思う。

 

ちなみに以前書いた生前贈与の話ですがなんと実現してません。私から弟に話をすることではないと思っているので母と弟達に話をしてくれと言ってあるのだが今回の電話できいたところ母も弟も話をいまいち理解していない様子。馬鹿なのか?