youkai5の日記

実家の父が倒れて困ったこと、主にはなかなか人に聞きづらいお金の話。

入居後の話

秋に有料老人ホームに入居した母親だが、入居当初はかなり文句ばかりだったものの一月も経つ頃には特になにも言わなくなった。

正直予想通りである。古くて隙間風の入る自宅よりはるかに快適なのだから当然だ。

そもそも母は友人が少なくここ数年は自分からその付き合いを断つような行動を取っていた。痴呆のせいなのか元来の性格が強く出たせいなのかはよくわからない。そのため施設は自宅からやや離れるものの、引っ越し後近所の誰かに会いたいなんて話は全くでない。

子供である私達が一番心配したのは古い自宅でボケて火事を起こすかもしれないことで、そのため施設入居となったわけだが、ただ実際入居するまでは母親が一月くらいで出たいという可能性も考えていた。こちらは田舎のため施設の入居一時金が必要ない施設も多く、もし嫌と言ったらそういった別の施設を探して移ってもいい、どうしても自宅に帰るというなら入居中にある程度自宅に手を入れることで(とりあえずガスコンロからIHへの変更が最優先)数年それでなんとかなるのではないかと。割と見切り発車である。

まあしかし介護については子育てと違い数年後なんて予想の立てようがないので目先の2〜3年をまずは凌ぐことにしたのだ。

 

そんな感じで入居した施設だが、自宅のタイル貼りで冷える古い風呂ではなく暖かい風呂になり、離れたスーパーに買い物にいく必要もなく食事も頼めば3食出てくる。

食事はそんなに美味しくはないといいながら自分でパンなど買うこともせず食堂で食べているらしい。

体調も明らかに良くなっている。配達で値段が上がる灯油をケチって暖房をたいているより今のマンション型の建物のほうがはるかに暖かいのが理由ではないかと自分は思っている。

施設なので毎日部屋への声掛けもある。

レクリエーションもあるがそちらの参加はデイサービス系のとこらとは違って好きに参加すればいいらしい。その辺も母の気質に合っているようだ。