youkai5の日記

実家の父が倒れて困ったこと、主にはなかなか人に聞きづらいお金の話。

父親が亡くなった

年末に父親が亡くなった。

手続的な話を備忘録を兼ねて書いていこうと思う。

 

父は2週間ほど昏睡に近い状態でそのまま息を引き取った。家族が立ち会っていたため、その場で医師に連絡をとり、施設に来てもらい、死亡診断書を出してもらった。

死亡診断書をもらったので葬儀場を決めないといけないが、我が家は墓もなければ特にお世話になっている寺もない。私を含め兄弟は地元に残っていないため心当たりもないため、ネットで業者を幾つか探し、希望人数の家族葬をやってくれそうな業者に連絡したところ、1時間くらいで遺体を引き取りにきてくれた。

ちなみに家族葬の平均費用は110万円くらいらしい。我が家は最終的に15人で130万くらいになった。

遠方の親戚(父の兄弟等)は来ないと想定しての家族葬依頼だったのだが、予想外に増えてしまったため、これが少し困ったことになった。

 

斎場は家族葬専門のため、大変小さい場所だったが、家族が泊まり込むことができ、シャワーもあり、布団もレンタルできた。そういった点では小さいながらも便利だったが、最寄り駅への親族の出迎え、宿泊ホテルの手配、御足代の準備、家族葬なら本来いらない受付業務などもろもろの雑事が増えたり、そもそも小さい斎場のため待機場所が狭く全員が座るのが難しい、遠方からの親戚の着替える場所が1箇所しかないなど、完全に我が家の想定失敗だった。しかし80過ぎの御老体がこんなに何人もくるとは思わなんだ…。頼んだ斎場は、実家のある市の駅から近いという1点で(もしかして通夜には親戚が誰か来るかもというのもあって)選んだのだが、宿泊ホテルが近い斎場のほうが結果的には便利だったのではと思う。

 

あと、他に当日慌ただしかった点は、母親の手持ちの喪服が完全にサイズがあわず、慌てて買いに走る羽目になったことだ。靴も黒がなかったが、だれも気にしないだろうということで普段から履いてる茶色の靴で済ませた。喪服はインターネットで探したところ、しまむらでオーバーサイズが売っているということだったのでしまむらで買った。税込13970円。数珠もないというので100均でゲット。

下の弟は買い置きしていた白のシャツが未開封だったのに黄ばんでしまったといって通夜前に慌てて新しく買っていた。自分は去年たまたま買い直してあったので問題なかったが定期的に買い替えたほうがいいらしい。

ありがとうございました

はてなにうまくログインできなくなり、なんとかログインできるようになりましたが、その経過で設定(?)画面などが見れるようになり、過去にコメントをくださった方がいたことに今更ながら気がついた次第です。

優しい言葉をいただいてありがたい限りです。周りの優しい声が歳を追うごとに沁み入るようになってきました。

 

実家が相変わらず片付かず放置状態です。

冬と春先に何回か行きましたがそれ以外の季節は片付け作業がすすまないんですよね。

小さい2階建ての実家ですが、片付けたのはリビングの書類と、キッチンが8割ほど、あとは箪笥と和室の押入れにあった衣類と布団の一部くらいです。それだけでも自家用車20杯くらい…

とにかく書類の選別に時間がかかって仕方なかった。ただ、業者にお願いしてもやはり紙類は全部確認するそうなので(貴重な書類があるといけないためだそう)その分を頑張ったと思うしかありません。

 

母親の施設移動2

以前の施設から次の施設に移動した。

 

先週の母親本人の引っ越しは特に騒ぎもなく無事に移動できた。元々父親がはいっている小規模施設なので、スタッフに顔見知りの人がおり、多分安心できるのが大きな理由かと思っている。

 

引っ越しにあたり、持ち込んだ冷蔵庫や洗濯機の家電類があり、それらを全部持ち出す必要があったため、引っ越し業者にお願いした。同一県内の引っ越しでトラック1台、業者2名で不要になった洗濯機引き取りアリで約5万。高いかやすいかはよくわからない。相見積もりは取らなかった。

 

次の施設では部屋の広さが減るため、荷物を減らす作業があったのだが、それが本当に大変だった。母親本人は完全に物がわからないというわけではないが、持って行くものを聞くと仕分けようとするも結局仕分けがわからず途中で放棄。一つずつこれはいる、いらないをやったが全く仕分けが進まないので途中からは勝手に仕分けた。

しかし本人は時々これは持っていくという物があるので片付けがとにかく進まず大変だった。

 

あとは名前の記入。次の施設では洗濯を施設が一括で行うため、以前の自立用の施設とは違い服やタオル類に一つずつ記名がいる。簡単に考えていたがこれが案外面倒だった。服は最初は最低限の数だけのほうがよかったかもと引っ越し準備の途中で何度も考えたが、現在コロナ禍で施設に都度荷物を持っていくわけにもいかないため、冬服も持たせたので量が多かったのだと思われる。

 

あと、コロナ禍中に家族も施設に出入りできない中、母親が多分ゴミの分別がわからず新聞や近所のコンビニでの買い物だろうビニール袋やなにやら全て部屋に仕舞ってあり、それを捨てる作業が本当に大変だった。

以前の施設は自立用のため、ゴミ出しも基本自分でやるところだったので、母親が要介護1か2という微妙なラインで傍目には問題なかったのだろうが、クローゼットの中にぎっしりとゴミが詰まり、多分クローゼットの外のタンスにあった服だけで生活していたのではないだろうか?

こう書くと以前の施設の悪口を言っているように聞こえるかもしれないが、その意図はまったくないことをお伝えしておく。自立してはいるが多少痴呆があり一人ではやや心配、という状態の母親には普段の生活にはあまり干渉なく食事をきっちり出してくれる(服薬管理もしてくれる)見守り施設というのは当初のニーズにあっていたし、老人用施設だけあって段差はなく手すり完備、冷暖房完備で怪我の心配もなかった。

母親が退去するとき、同じ施設に入っている何人もの方が挨拶にわざわざ部屋に来てくれたので周りの方にも恵まれていたと私は思う。

次の施設は小規模で設備類はやや古いが、良いスタッフの方が安定して長年勤めていること、いつ行っても清潔なのがとても良いと思っている。

 

あ、思い出したので一つだけ。退去マニュアルとか入居マニュアルとかほしいんだがそういうのない業界なのだろうか。電話で聞くと都度答えてくれるから親切なんだが、退去にあたりゴミの分別どうするかとか服に記名いります、タオル類は多めにとかそんなんマニュアル化しとけばいいのでは?という質問をいちいちしないといけないのがちょっと面倒すぎる。こっちも施設入居退去のプロじゃないし。

 

 

 

 

 

母親の施設移動

コロナ禍の間に母親の痴呆が進み、施設から要介護度が進みもう風呂も介助がないと無理そうなので今の部屋から出て介助のできる部屋に移る手続をしてほしいという連絡が弟にあった。

同じ施設内に介護度に応じた部屋がありそこに移動することができるのだが、母親いわく今の施設が嫌らしい。

私達子供からすると今の施設は人も優しいし綺麗で過ごしやすい場所だと今でも思うのだが、母親はどうやら人付き合いのスキルに元々難があり、施設で他人とうまくやれないらしい。入居している2年で何度も揉め事があった。(話をきく限り全面的にうちの母親が悪い)そのため時々の電話や会いにいったときはとにかく施設が嫌だ嫌だといっていた。しかしじゃあ弟の近くの別の施設を探すかと言うと知らない場所は嫌だという。この会話をもう兄弟皆に100万回されている(気持ち的には)ので私達は正直うんざりである。

弟としては、現状書類が施設2か所で煩雑なので、父親と同じ施設にしたいという希望が出た。私は別に構わないと伝えた。正直どこでも文句は出るだろうし現状よりよくなるとも思えないのでそれなら書類の面倒が減る方が確かにいいだろう。

 

 

 

母親の施設代

父親の施設代について過去書いたので母親の方も書いておこうと思う。

しかし、今回の母親の施設入居にあたり実家は空になるため郵便物などは弟のところへ全部転送の手続をして、請求書類も全部弟のところにお願いしてあるので施設代の詳細は分からない。なのでざっとした概略となる。

 

まず、施設入居に先立ち、一昨年の秋か、母親が通帳と印鑑を無くしたときに弟と私が母親立ち会いのもとで実家の資産を洗い出してある。

その一覧をPDFファイルで兄弟3人に配付してあり、その一覧を元に施設入居時の出費シュミレーションを行い、施設を探すときの金額の目安とした。

 

母親は専業主婦が割と長かったため、年金は年70万弱。施設は現在食事込みで19万を少し切るくらい。毎月貯金から12〜13万の持ち出しになる。(母親の小遣いはほぼ出掛けず使ってないため割愛。あと実家の火災保険等もあるが割愛)

父親の施設代は父親の年金内で完全に賄えるため、年で施設代が158万、実家の固定資産税が5万弱を足して約160万強が固定で貯金からの持ち出しとなる。

父親と母親の貯金で母は今の施設に約10年入居可能。後は父親と母親の生命保険代が別途1500万あるので、10年後以降は生命保険代分を私達子供3人で立て替えて母の生活費を出す。実家については田舎のためほぼ土地の値段=更地にする値段だろうがマイナスにはならないのではないだろうかとの予測。

(これに別途父親名義の株があるが、本人でないと売買できず現状放置のため計算外)

20年弱は施設での生活が可能であり、もしそれ以後足りない場合は兄弟で頭割りして生活費を負担すると申し合わせた。20年後には弟の子供も既に成人し大学を卒業している年齢のため、家計の苦しい時期とは被らないはず。

大変ざっくりとした話だが、正直10年後でも正確な予測は難しいのであまり細かく考えるのは止めた。大事なのは兄弟(相続人全員)で一切の遺産はいらない、使い切るという申し合わせができていることだと思っている。ここをきちんと話し合ってないと後で揉める印象。

我が家としては本当はあと親の後見について考えなくてはいけないのだが、弟が渋るためまだその話についての結論は出ていない。

入居後の話

秋に有料老人ホームに入居した母親だが、入居当初はかなり文句ばかりだったものの一月も経つ頃には特になにも言わなくなった。

正直予想通りである。古くて隙間風の入る自宅よりはるかに快適なのだから当然だ。

そもそも母は友人が少なくここ数年は自分からその付き合いを断つような行動を取っていた。痴呆のせいなのか元来の性格が強く出たせいなのかはよくわからない。そのため施設は自宅からやや離れるものの、引っ越し後近所の誰かに会いたいなんて話は全くでない。

子供である私達が一番心配したのは古い自宅でボケて火事を起こすかもしれないことで、そのため施設入居となったわけだが、ただ実際入居するまでは母親が一月くらいで出たいという可能性も考えていた。こちらは田舎のため施設の入居一時金が必要ない施設も多く、もし嫌と言ったらそういった別の施設を探して移ってもいい、どうしても自宅に帰るというなら入居中にある程度自宅に手を入れることで(とりあえずガスコンロからIHへの変更が最優先)数年それでなんとかなるのではないかと。割と見切り発車である。

まあしかし介護については子育てと違い数年後なんて予想の立てようがないので目先の2〜3年をまずは凌ぐことにしたのだ。

 

そんな感じで入居した施設だが、自宅のタイル貼りで冷える古い風呂ではなく暖かい風呂になり、離れたスーパーに買い物にいく必要もなく食事も頼めば3食出てくる。

食事はそんなに美味しくはないといいながら自分でパンなど買うこともせず食堂で食べているらしい。

体調も明らかに良くなっている。配達で値段が上がる灯油をケチって暖房をたいているより今のマンション型の建物のほうがはるかに暖かいのが理由ではないかと自分は思っている。

施設なので毎日部屋への声掛けもある。

レクリエーションもあるがそちらの参加はデイサービス系のとこらとは違って好きに参加すればいいらしい。その辺も母の気質に合っているようだ。

 

続片付け

台所の食品は7割ほど片付いた。多分まだ奥を探すと沢山出てくるのだろうが大きなゴミ袋15袋以上出してもまだ片付かず嫌になってしまった。

とりあえず虫除けを置いて終了とする。

庭に沢山の鉢がありそれをあとは片付けないといけないがとりあえず風等で飛んで迷惑をかけるかもしれないものだけ片付けて重い陶器の鉢は後回しにした。

ゴミ出しの分別が面倒だったのかしらないがプラスチックの鉢は50個以上、90リットルのゴミ袋に3つ入れてもまだ入り切らなかった。