youkai5の日記

実家の父が倒れて困ったこと、主にはなかなか人に聞きづらいお金の話。

入院費と生命保険の話

父は某民間大手保険会社の医療生命保険に加入していた。
入院1日5000円、手術1回につき20万円、死亡時1000万円というよくあるタイプの保険である。

入院費の話の前に父の転院履歴を説明しておく。

脳梗塞で救急搬送→そのまま入院(1ヶ月半)→リハビリ病院に転院(3ヶ月半)→有料老人ホームに入居でいまここ。

支払われた保険金は総額で約70万。(※実際にはまだ全部支払われてはいない。全ての保険会社がそうかはしらないが、退院してからしか請求できなかったので2つ目のリハビリ病院の入院費は請求中だ。)
それに対して支払った医療費は35~40万くらいだと思う。(支払ったのは母で私は総額を確認しておらず推定値。またこれに家族が病院に行く交通費などは含んでいない。)

この金額をみて、保険はやはり必要と思うか思わないかはそれぞれだと思うが、自分はあまり保険はいらないなと感じた一人だ。

まず、現在日本では高額医療費には払い戻しの制度があり、ひと月に上限金額以上の医療費を支払った場合は市役所に払い戻し請求をすると越えた分を払い戻してくれる。
上限金額は収入によって違うが、標準報酬月額で50万以下の人は月44400円となっているので、ごく普通のサラリーマン家庭なら月に5万みておけばよいということになる。
また、年間で10万を越えた場合は、確定申告をすることによって越えた分の1割を返還してもらうことができる。

保険金はあれば勿論ありがたいものだが、保険金も払い戻し請求もお金が戻ってくるのは数ヶ月後だ。
入院してからは入院に必要なパジャマや日用品の購入、また病院までの交通費など、細かいが頻繁な出費がある。過剰な保険よりは手元に現金があったほうが正直役に立つ。