youkai5の日記

実家の父が倒れて困ったこと、主にはなかなか人に聞きづらいお金の話。

原野商法

先に確定申告の話を書いてしまったが、今日は実家にかかってきた怪しい電話の話を書いておく。

東京にあるというAと名乗った会社から実家に電話があった。30年くらい前に父親が買った某山中の土地を買い取りたいとの話で、数日後におたくの家に契約にいきますと強引にいってきたらしい。

あまりに急な話だったため、母はその土地のある市役所に電話をして、その土地周辺に大規模開発があるかを尋ねたが、市役所は知らないという返事だったとのこと。

その時点で私に母から相談があったので、私がそのAという業者と電話で話をして、最終的に契約はもういいです、とお断りしたのだが、後からその業者の名前と住所でネット検索したところ、いくつかの怪しい記事がひっかかった。

 

 

そもそも、その某山中の土地だが、父親が昔原野商法にひっかかって、全く使い道のない崖地を買ってしまったものなのだが、今回のことについて母と話をしたところ、なんと両親共に当時騙されたという認識が未だにないことが分かり私は驚いてしまった。原野商法という言葉は聞いたことがあっても自分たちのことだとは思ってなかったらしい。当時まだ未成年だった私が親が騙されたという認識を持っていたのに…色々複雑である。 

 

父親は他にも騙されて買った(と私は思っている)田舎のよくわからない土地があり、将来の頭痛の種である。自治体寄贈もできない田舎の土地であり、できるなら父親の他の財産を今のうちに母名義に書き替えて相続放棄したいところだが父が寝たきりではそれも難しい。

母に生前贈与やNISAなどの制度を使い孫にお金を渡してはどうかと提案したが、母はそんなことしたら私のお金がなくなるといって聞き入れてくれなかった。

 

こうして書き出してみると、両親はそれなりに学はあったが、いわゆるお金に対しての知識が欠けているのだなと感じる。

私は仕事柄もあって、多分家族の中ではお金に関しての知識があるほうなのだが、こういう知識はやはり歳をとると自分に取り入れにくくなるのかなと思う。弟たちはサラリーマンで確定申告すら滅多にすることがないせいか、私より遥かに高学歴なのだがやはりお金は貯金をするもの、くらいの感覚なのだろうなと思うときがある。

しかし、私一人が色々考えて悩んでも無駄かな

最終的には両親が亡くなったときに相続放棄をすればよいのだ。なにももらえないが、負の遺産も何も引き継がなくていい。